IBJメンバーズで年収を公開している女性の割合は約5%に過ぎない

2020/04/05

高学歴 高収入

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ちょっと睨んでいるように見えるねこ

IBJの女性会員の内、年収を公開している会員は約5%に過ぎないことを知って衝撃を受けました。

IBJメンバーズに入会した経緯

私は数年間pairsやOmiai、ゼクシィ縁結びなどのアプリを使用して婚活してきました。しかしながらアプリでの活動に限界を感じたため、婚活サービスに移行しようと決めました。婚活サービスにはエン婚活、パートナーエージェント、IBJメンバーズなどいろいろあります。私は婚活のサポートを必要と考えていないこと、及びコストなどを考えて2019年後半にエン婚活に入会しました。もし上手くいかなかったら時間をかけずにすぐにIBJに移行しようと考えていました。

エン婚活を始めましたが、条件的に会いたいと思える方がほとんどいなくなった、かつ新規に入会してくる方で会いたいと思う方がとても少ないので、より会員数の多いIBJメンバーズに移行しようと思いました。しかしながら婚活アプリ、サービスで重要なのは会員数だけではなくて会員の質も大切です。そこで、IBJメンバーズのお試しチャンスを試してみることにしました。



お試しチャンスでは設定した条件に合致する異性の会員数を知ることができます。
以下の条件を設定してみました。

お相手に対する希望

【 希望年齢 】 30歳~33歳
【 希望身長 】 150cm~175cm
【 希望学歴 】 大学卒業以上
【 希望年収 】 800万円以上
【 重視する条件1 】 スペック
【 重視する条件2 】 価値観
【 希望の婚姻歴 】 初婚の方

その結果、メールにて95人の女性が存在するという回答をいただきました。かなり厳しい年収の条件を設定したので、これほど多くの人数が当てはまるとは予想できず正直驚きました。というわけで、IBJメンバーズに入会することをほぼ決めて無料相談に行くことにしました。

驚愕の事実

無料相談の際にはその場で条件を設定して会員を検索することができます。お試しチャレンジと同じ条件で検索した結果、当てはまる女性会員数が12人となりました。全くの想定外だったので、なぜお試しチャレンジの約1/10の会員数になったのか聞きましたが、その場では回答を得られず、後日になってお試しチャレンジでは2018/09/30時点のデータを使用していたことが分かりました。お試しチャレンジのメールを見返してみると、たしかにこの時点のデータを使用していることが記載されていました。いずれにせよ、どのような会員が在籍しているかはとても大切な情報なので、1年以上前のデータを使用することに疑問を感じます。

さらに、女性会員のほとんどは年収を公開していない、公開している会員は約5%に過ぎないという驚愕の事実が判明しました。無料相談を担当していただい方からは、公開していない女性会員の経済力については職業から推測することを提案していただきました。とはいえ、医者、弁護士などを除いて職業だけから経済力を推測することはとても困難です

ちなみに、この5%という数字を聞いても信じられない方も多いかと思います。そこで、IBJ日本結婚相談所連盟正規優良加盟店アドバイザーの方が公開しているブログにも同じ数字が記載されているので、以下に引用します。

女性はプロフィールの年収を公開にした方がいいのか?

「年収を公開している女性の割合は、昔に比べると増えたように感じますが、それでも全体の5%ほどで少数です。」

IBJメンバーズのシステム

入会後に担当の方とのやり取りの中で、IBJメンバーズのシステムとして男性会員には年収の公開を義務付けている一方、女性会員には義務付けていないことが分かりました。経済力というのはとても大切な情報なので、男女両方に年収の公開を義務付けるべきだと思います。少なくとも、女性に義務付けないのであれば男性にも義務付けないべきです。一方にだけ強制することは不公平、かつ道理が通じない、男女平等の原則に反します。

男性会員だけに年収の公開を義務付けているのは、女性会員の年収が気になる男性会員は多くないことが理由である教えていただきました。たしかに、男性は女性の経済力を女性ほど気にしない傾向があると思います。経済力よりは容姿や若さを大切にする傾向があるのではと思います。しかしながら、気にする男性もいます。かつ男女共働きが当たり前になった現代では気にする男性の割合も今後増えていくと思います。

この男女不平等の理不尽さに関して担当の方および支店長にお伝えした結果、お二方共に一定の理解を示していただきました。この件についてはさらにIBJメンバーズ上層部に上げていただいたので、今後IBJメンバーズを利用される男性のためにも早急に改善されることを祈ります。

IBJメンバーズの宣伝(会員の情報)

IBJメンバーズが公開している会員データには男性及び女性会員の年収分布も記載されています。しかしながら、この年収分布は女性会員全体に対して約5%の情報から計算されているということになります統計では十分な数の母数が必要となります。十分な数のデータが揃わない場合、その統計量の確からしさが低いものとなってしまいます。同じ条件で検索した会員数が約一年ほどの間に約1/10になってしまった原因のひとつが、母数が十分ではなかったことだと推測しています。

さらに、宣伝に男性及び女性会員の年収分布を載せると、おそらく多くの人は女性会員も年収を公開していると勘違いしてしまう可能性があると思います。pairsなどのお見合いアプリやエン婚活などの他の婚活サービスでは年収を公開している女性会員が大多数なので、このような方法で婚活を行ってきた男性の場合はなおさら勘違いする可能性が高いと思います。女性会員の年収分布は記載しないか、または注意書きとしてほとんどの女性は年収を公開していないことを記載することが誠実な宣伝方法ではないでしょうか

ちなみに、年収分布のグラフには「男性の約60%が年収600万円以上!」という記載があります。現代日本女性の多くが男性の年収を重要視するという事実から、この宣伝はマーケティング的に正しいと思います。さらに、IBJメンバーズが公開しているサービス比較には「女性の年齢(20~30代)が90.8%」という記載もあります。私も含めた現代日本男性の多くが女性の年齢を重要視するという事実から、やはりこれもマーケティング的に正しいと思います。しかしながら、すでに書きましたが男女平等という観点では理不尽だと感じます。男性の年齢を気にする女性も、女性の年収を気にする男性も存在します。

上記サービス比較には「重要なのは会員の多さと質!」という記載がありますが、これは全くもってそのとおりだと思います。しかしながら、年収という大切な情報を公開しない女性、公平さが欠けている女性の質は高いでしょうか?私はそう思いません。他社と比較するのであれば、年収を公開している女性の割合もしっかりと記載するべきだと思います。都合の良い情報だけ公開したい気持ちは理解できますが、それは誠実ではないでしょう。良いことも悪いことも公開する、両面提示することが顧客の幸せにつながるのではないでしょうか。年収を公開していないという意味においては、他の婚活アプリ、サービスと比較してIBJメンバーズの女性会員は誠実さに欠ける、質が低い割合が高いと感じます。IBJメンバーズは会員数の多さを宣伝していますが、年収を公開している女性の会員数は他のサービスとして著しく劣ります。これについては機会を改めて書こうと思います。

入会後、年収非公開の女性から年収を聞く方法

無料相談にて女性会員のほとんどが年収を公開していないことを知りましたが、とりあえず活動してみようと思い入会することにしました。このときに入会しないこともひとつの選択としてありうると思いますが、このあとの苦労や絶望を想像できなかったため、致し方なかったとも思います。

年収を公開していない女性は基本的に不誠実だと思います。しかしながら、そのような女性にも色々な考えがあるだろうことは想像できます。女性の年収を気にする男性はおかしいと考えている女性もいると思う一方、あまり深く考えていない女性もいるかも知れません。後者は前者に比べると不誠実な度合いは低いと思われるので、会ってみる価値もあるかもしれません。というわけで、担当の方とも相談をしながら経済力を知ることに挑戦してみました。

なお、IBJメンバーズではエン婚活と同様にお見合い成立の後は直接会うことが原則です。pairsなどのお見合いアプリとは異なり、会う前のメッセージ交換は基本的にできません。今回は特殊なケースであったためご対応いただきました。また、メッセージ交換と言ってもシステムとしてそのような機能は用意されていないため、各会員の担当者を経由してやりとりすることになります。従って、タイムラグが生じる、かつ担当者がお休みで不在の場合はそこでメッセージが止まるという不便さがあります。

申し込みを受けた方に対して質問

入会してからの最初の2周間に66人の女性からお見合いの申し込みをいただきました。あまりにも申し受け数が多く、かつ申し込みを行った女性(私が申し受けをもらった女性)のほとんどが年収を非公開にしていたため、私のプロフィール冒頭に以下のメッセージを途中で加えました。

 「
※お願い
たくさんのお申込みを頂きまして大変感謝しています。私は年収などの情報を公開していますので、お申し込みをされる場合は公平なご対応をお願いいたします。

これにより少しは申し受け数が減った気もしますが、その後も年収非公開の申込みは続きました。年収を公開している男性に対して、自身は年収非公開でお見合いを申し込む行為はとても理不尽だと思います

年収非公開の申込みに対しては基本的にお断りをしましたが、その中の一部の女性に対してなぜ年収を非公開にしているかを聞いてみました。以下に結果を示します。

女性年収非公開の理由年収申し込み取り下げ理由備考
A
400-500

B

価値観が合わないから
C義務がないから

さらに質問したが返答なし
D

身の丈に合わないから
E義務がないから400-500

F
500-600
その後年収を公開
G必須項目ではないから400-500


直接年収を聞いたわけではないですが、私の考えを忖度したのか7人中4人から年収を教えていただきました。その中の1人は私に答えるだけではなく、システムにも登録して年収を公開しました。このように自分の行動を修正できる人間はすばらしいと思います。とはいえ、倫理的にそうしたのか、戦略的にそうしたのかは不明です。

Bさんは年収非公開の理由を答えず、価値観が合わないからという理由で申し込みを取り下げました。このように、男性が女性の年収を知りたいと思うことをおかしい、ありえないと考える女性もいます。

一方、システム的に義務がないから、必須項目ではないからという理由で年収を公開していない女性もいました。しかしながら、これが本音かどうかは不明です。

Cさんに関しては以下の質問をさらに加えてみましたが、その後返答はありませんでした。

ご回答いただきありがとうございます。
仰るとおり、システム上の必須項目ではないですね。
しかしながら、私のプロフィールに公平な対応をお願いしますと記載しています。
つまり、公開をお願いしています。
この場合でも、公開せずに申し込むことは問題ないでしょうか?
また、システム上の義務はひとまず置いて道義的な観点から考えた場合、経済力という大切な情報を公開している方に対して非公開で申し込みを行うことは平等でしょうか?

申し込みをした後に年収を聞く

IBJメンバーズに限ったことではないですが、婚活アプリ、サービスにおいていいねしていただいた、お見合い申し込みをしていただいた女性の多くは私からすると魅力的であることは少ないです。他の高収入の男性もおそらく同様ではないでしょうか。そのため、基本的にはこちらから申し込みをする必要があります。

そこで、まずは申込みをしてお相手が承諾していただいた場合、お見合いの際に年収を聞いてみることにしました。以下、お見合いが成立した2名の方の結果を示します。

Nさん

お見合いが成立したあと、お見合いする前にメッセージを頂きまして年収を教えていただきました。しかしながら、その経済力は私の想定とは異なり、希望するものではありませんでした。一度お見合いが成立するとキャンセルはできないため、その方に時間をとっていただき申し訳ない気持ちでしたがお見合いは実行しました。条件は合いませんでしたが、話してみると誠実な方のように感じました。

Mさん

お見合いを行いましたが、勇気がなく年収を聞くことができませんでした。 趣味を聞いて興味を失ったことも一因ではあります。

申し込みをする前に年収を聞く

申し込みをした後に年収を聞く方法ではお見合いの前にあらかじめ年収を教えてもらった、かつそれが期待にそぐわなかった場合はお相手及び自分の時間を無駄にしてしまいます。教えていただかなかった場合もそもそもお見合いの場で聞く勇気が出ない、勇気を出して聞いたとしても上記同様に時間を無駄にしてしまう、気持ちを傷付けてしまう可能性があります。また、一ヶ月に申し込みができる回数には上限があるのでこれを無駄にしてしまう可能性もあります。このような問題があるので、申し込みをする前にメッセージを送る方法を試してみました。

とはいえ、こちらから申し込みをする際に質問することは申し込みを受けた際に質問することより回答をいただける可能性はかなり低いものと想像しました。私を担当していただきたIBJメンバーズの方も同意見でした。従って、いきなり年収を聞く、年収非公開の理由を聞くのではなくメッセージを交換してもよいかどうかを聞いてみました。15人にメッセージを送った結果、2人から話しても良いと言っていただけました。なお、断られた女性の内、私のプロフィール冒頭にある年収公開に対して公平な対応をお願いしますという記述に対して拒否反応を示したのか、それともその他のスペックやフィーリングから判断したのか、どちらなのかは不明です。

Pさん

年収を教えていただき、会いたいと言っていただきました。

Qさん

ぜひ会話しましょうという返信をいただきました。そこで以下のメッセージを送ってみましたが、その後返信はありませんでした。

「 
省略~
私は婚活において女性がどのような趣味を持っているかをひとつの判断ポイントとして大切にしてます。他にもポイントはありますが、その中でも一番大切にしているのが人柄、人格、考え方です。そこで、単刀直入に質問させていただきます。
Qさんは年収を非公開にされていますが、男性は女性の経済力を知る必要はないというお考えをお持ちでしょうか?

会話を開始した結果、会話を終了したくなることは誰にでもよくあることだと思います。しかしながら質問を無視されると、返信を待ち続けて時間を無駄にしてしまいます。実際、返信を待つためIBJメンバーズの退会を1月も遅らせて時間的にも金銭的にも無駄が発生しました。 それよりなにより、無視という行為は人を傷付けます。普段から自分自身が無視を多用する方であればお互い様なので何も感じないかもしれませんが、誠実な方であれば多かれ少なかれ傷付きます。会話を終了したいのであれば、そう伝えることが誠実な行為であると思います。

まとめ

IBJメンバーズで年収を公開していない女性会員の内、その理由として少なくとも以下が存在する。
  • システムとして公開義務がないため
  • 男性は女性の年収を知る必要がないという価値観を持っているため
申込みをたくさん受ける男性の場合、申し込みを受けた場合にメッセージによって年収を聞くことは不可能ではない。一方、申し込みをする前にメッセージによって年収を聞くことは困難を極める。

IBJを続けるかどうかの判断

ダメ元であがいてみましたが、結局想定通り女性の年収を聞くことはとても難しいことが分かりました。他の婚活サービスの方が年収を公開している割合が高いこともあり、IBJを入会から4ヶ月で退会することにしました。

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